サンタクルスデルキチェより

新卒青年海外協力隊員のグアテマラ生活

環境教育とはなに?

自分は、環境教育という職種で協力隊の活動をしていますが、環境教育とはなにかまだ説明ができないんです。

 

自分のできることを少しずつしているので、ここで活動の報告をしようと思い、まず自分の職種を紹介しようとしましたが、説明できません。自分が説明したいと思えるような表現がまだ見つけられません。

 

 

 

 

「環境教育」とインターネットで検索すれば、様々な機関、専門家による定義がでてくると思います。専門書にも著者の定義が載っているでしょう。派遣前に参加した北九州での技術補完研修でも、「環境教育とは何か」について同期の隊員と議論をしました。

 

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このときの議論は今思い出しても、胸がわしゃわちゃするような自分にとっては嫌なものでした(研修自体は楽しいこともたくさんありました)。

 

 

 

研修の報告書にはこんなことが書いてあります。

3日目のディスカッションで、「環境教育とは何か」について話し合ったが、頭のなかに考えはあるが、言葉に出来なかったことで、グループのメンバーに伝えられず、うまく話し合いが進まなかったことがあった。それは、環境教育の顧客を、人にするか、生態系も含めるかという話し合いのときだ。普段から、環境を保全するのは誰のためなのか、考えが堂々巡りし、結局答えが出ないままにしていた。そのため、話し合いで自分の考えを上手く伝えられない違和感を感じつつも、時間の限界から強引に結論を出すこととなった。いままでは、分からないということも、自分の考えであると言い訳にして、結論を出すことから逃げていたが、これからは、どんなことでも考えて、自分の納得のいく結論を言葉にできるまで、あきらめてはいけないと思った。

 

 

報告書ということで、100%前向きな気持ちで書ききっていてびっくりします。

さすがに、「分からないことも自分の考え」なんて、開き直ったことは思わなくなりましたが、まだ自分でいいと思えるような説明はできないです。

正直活動の経験を通して、少しずつ身体と心で理解して、言いたい言葉にできるようになるんじゃないかと思っていました(し、今も思ってる)。

 

 

 

が、、、活動は1人じゃなんにもできないので(できちゃう人もいるかもわからないけど、根性なしの自分には無理)、誰かに自分は何者が説明します(当たり前)。

 

 

 

そして、知り合う人、知り合う人に

 

「自分は環境教育をしにきました(Soy asesor de educación ambiental)。今はここに住むみなさんのことを知りたいし、いろいろな場所を知りたいです。知っている途中です。よろしくお願いします」

 

とお決まりの自己紹介。

 

 

 

空振り感がすごいです。

 

 

 

これは市役所の女性課の活動に付いて行って、Naranjoというコミュニティでの料理教室で自己紹介したとき。写真からも凄まじい空振り感が伝わってきます。

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そもそも職種の自己紹介以前に、話し方等、たくさんの問題がありますが。

このときは、一緒に活動してくれる人というよりは、活動の対象の人たちでしたが、前者の場合でも環境教育という自分の職種の自己紹介をしたときの、もわもわ感があります。

 

 

 

 

 

 

つまり、「環境教育です」って言った後の説明の一文を自分の言いたい言葉で言えるようになりたいです。

 

 

 

 

 

 

 

研修で配布された資料によれば、1977年にUNESCO(国際連合教育科学文化機関)とUNEP(国連環境計画)によって開催された トビリシ会議(環境教育政府間会合)にて以下のように環境教育を整理しています。

環境教育の5つの目的

①関心(気づき)

社会集団や個人を支援して、総体としての環境とそれにかかわる問題に対 する関心や感受性を獲得させること。

②知識

社会集団や個人を支援して、環境とそれにかかわる問題についての多様な 経験や基本的な理解力を獲得させること。

③態度

社会集団や個人を支援して、環境に関する価値観や思いやり、そして環境 の保護と改善に積極的に参加する意欲を獲得させること。

④技能

社会集団や個人を支援して、環境問題の明確化と解決に必要な技能を獲 得させること。

⑤参加(関与)

社会集団や個人に対して、環境問題の解決に向けたあらゆるレベルでの活 動に、積極的に関与する機会を与えること。

 

独立行政法人 国際協力機構 青年海外協力隊事務局[2014] 『環境教育ボランティア 活動ハンドブック ー生活系環境問題の改善に向けてー』

 

この資料はJICAナレッジサイトでダウンロードできます。

gwweb.jica.go.jp

 

 

 

 

 

 

インターネットで検索してみると、環境教育等による環境保全の取組の促進に関する法律(2003年, 2011年最終改正)というものがあり、その第2条第3項に、

 

「「環境教育」とは、環境の保全についての理解を深めるために行われる環境の保全に関する教育及び学習をいう。」

 

とあります。

 

 

 

 

 

「人が持つ未来志向の幅広い人材を育てること」

北九州の技術補完研修にて、コーディネーターの向井侯太さんの言葉です。印象に残りました。

 

 

 

 

 

 

「環境」「教育」という抽象的だけど、聞き慣れた言葉のつながりで、それを聞いた人なりの環境教育のイメージを持つと思います。

 

 

 

 

 

グアテマラ、アンティグア市での語学訓練期間中に参加した、環境教育のイベント

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派遣前の訓練で同期の環境教育隊員と開いた環境問題に興味を持ってもらうための自主企画

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ここで2年間生活する自分の肩書きだし(日本のボランティアという肩書きもあるけど)、自分の考えも、気持ちも職種の説明に込められたらいいなと思います。

 身体を動かして、頭で考えて、自分の言いたい表現で説明できるようになりたいです。

 

 

 

 

 

 

ということで、自分の職種の紹介でした。

次回、活動紹介として、ここサンタクルスデルキチェのゴミ事情を書きたいと思います!

 

 

 

 

9月27日、火曜日、22時19分22秒

グアテマラ、キチェ県サンタクルスデルキチェ市、ホームステイ先の自室より

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