サンタクルスデルキチェより

新卒青年海外協力隊員のグアテマラ生活

上向いてきました!!

前回書けなかった、8月9日にカウンターパート(配属先の自分の受け入れ担当で、ともに活動をしてくれる人)と初めて対面し、翌日10日に初出勤してから、これまでの心境を書きます。

 

 

要望調査票(配属先、活動内容等の派遣情報が載った書類)を読んでから約1年、そこにある性別と大体の年齢だけをもとに、何度も何度も配属先のカウンターパートの姿や人柄を想像し、会うことを楽しみにしていました。まだ出会ったこともない彼との活動の様子を思い描きながら、何度も眠りにつきました。

 

 

そして8月9日、首都の大統領府企画庁にて顔合わせ。

 

 

続々と他の隊員のカウンターパートが到着するなか、なかなか自分のカウンターパートは到着せず、大統領府企画庁職員のスピーチで会は始まりました(というかこの時点で約3割のカウンターパートは到着していませんでした)。

 

無事、会の途中でカウンターパートが到着し、自分が思い描いたのとは少し異なった形での対面となりました。

f:id:sumitoeda:20160827115637j:plain

左がカウンターパート、右は車を運転してきてくれた市役所の職員

 

 

 

翌日から任地での活動が始まります。

 

 

 

 

 

 

 

そして、もんもんとした時間が始まりました。

 

 

まず、オフィスに自分の机と椅子がありませんでした。

f:id:sumitoeda:20160827122302j:plain

手前の3つの机は女性課(OMM…Oficina Municipal de la Mujer)のもので、奥の壁沿いの3つの机が自分の配属先の環境課(UGAM...Unidad de Gestón Ambiental)ものです。左がリスク担当技官、中央が森林技官、そして右がカウンターパートの机です。

 

JICA事務所の職員(調整員)よれば、派遣にあたっての配属先と JICAとの取り決めに、机と椅子(事務用品一般)の用意という内容が含まれています(これは要請によるかもしれません)。

現在壁沿い真ん中の森林技官職員が休暇中のため、とりあえずそこに座っていましたが、自分の定位置がないとなんだか、落ち着かないというか、やっぱり寂しいです。

 

 

 

そして、初出勤から、約2週間ほど、ただただそこに座っている時間が長かったです。その間、カウンターパートはパソコンに向かって書類作成等をしています。

他の市役所オフィスや関係機関(市の環境省事務所や森林センター等)に用事があるときなど、一緒に連れて行ってくれて、紹介をしてくれたりしましたが、圧倒的に座っている時間が長かったです。

 

市内にある環境省の事務所(MARN…Ministerio Ambiental y Recurso Natural)

f:id:sumitoeda:20160827132100j:plain

 

技術補完研修(派遣前にあった環境教育についての研修)でいただいた資料等に改めて目を通す時間になりましたが、まず初めに、職場の説明等をしてもらえると、勝手に想像していたので、拍子抜けしてしまい、落ち着いて資料を読めません(活動状況が本当に何も分からず予想できないので、優先して読むべきものが分からず片っぱしから資料を読んでいたためです)。

 

このため、市役所周辺で働いている警察の方々と話したり、同じオフィスの女性課の活動についていったりして時間を過ごしていました。

 

警察の方々は道で歩いているといつも名前を読んで声をかけてくれて本当に嬉しいです。

f:id:sumitoeda:20160827130734j:plain

 

女性課の職員と市内の集落で料理教室をしたとき

f:id:sumitoeda:20160827131210j:plain

 

 

オフィスに物理的な居場所がないことと、カウンターパートと話す時間を作れないことの2つが、自分がもんもんとしていた直接的な理由です。両方とも、理由があってのことだと思ったので、カウンターパートに尋ねてみます。

 

 

 

机と椅子については、新たに置くスペースがないと言われます。

二人で話す時間については、今は書類作成中だから、後でと言われて、1日が終わってしまいます。

 

 

 

まだ知り合って間もなく、忙しそうにしている彼に、それ以上質問を投げかける気持ちになりませんでした。いつか、時間をつくってくれるだろうという気持ちもあり、毎朝、「今日2人で話す時間はあるかな?」と聞く以上のことはしませんでした。

 

これが2週間ほど続きました。

 

LINEで共有されるグアテマラの同期隊員の活動をみて自分と比較し、「このままだらだら続いてしまうかも」という正直にいってうずうずとした焦りの気持ちがわきました。2人でゆっくり話す時間はないとはいえ、他のオフィスや関係機関に用事があるときの移動中など、少しづつお互いの話しも出来てきていました。

そこで、なんで2人で話したいのかを改めて説明したうえで、「次の日の午前10時から1時間話す」と初めて時間を決めて約束をしました。

 

翌日、ついに話すことができました。話しを聞いてみると、たくさん話してくれ、予定していた時間より1時間も長く話してもらえました。聞こうと思って用意していた内容の半分ほどで終わってしまいましたが、本当に嬉しかったです。

 

しかし、「残りの内容を明日話そう」という会話のなかで、

 

「自分の仕事を遅らせないでくれ」

 

と言われます。

(正確な会話の内容は、一度翌日の午前中に話すと決めた後、「女性課の人たちが午前中にコミュニティーにアクセサリー作りに行くから一緒に行くか?」とカウンターパートに聞かれ、「午後に2人で話す時間がつくれるなら、行きたい」といったことへの回答でした。)

 

そのときは天井を打つ雨の音がうるさく、お互い大きな声で話さなければならず、叫ぶようにこのセリフを言われ、ショックをうけてしまいました。

 

 

翌日出勤後、そろりと彼の机に近づいて、昨日言われたことが悲しかったと話しました。続けて、どうして、2人で話す時間を作りたいのかも改めて話しました。

 

カウンターパートはそんなことは言ってないと言います。

 

 

しばらくたったあと、突然、廃棄物処理関連の市の条例の資料を渡してくれました。続いて、環境課が毎週月曜に計画課(DMP…Dirección Municipal de Planificación)に提出しているその週の予定表を見せて説明してくれます(環境課の今後の予定について聞きたいということを前日に伝えていました)。

f:id:sumitoeda:20160827135514j:plain

(というかよく見たら、月火のところにはJICAのボランティアとの活動の記載があります。)

 

 

 

 

その日から、毎日(といってもまだ3日しか経っていませんが)、カウンターパートから「話しをしよう」言ってくれます。

 

 

 

 

一昨日は、市役所に一つだけある大きな会議室を借りてくれて、ホワイトボードまで用意して、市役所の組織構造を説明してくれました。このとき本当にうれしかったです。

f:id:sumitoeda:20160827140410j:plain

 

 

この広い会議室に2人

f:id:sumitoeda:20160827140528j:plain

 

 

また、ちょうどJICA職員(調整員)の任地への訪問があり、カウンターパートや他の職員に、机と椅子のことについて話してくださったこともあり

 

 

 

ついに

 

 

f:id:sumitoeda:20160827141334j:plain

 

オフィスに自分のスペースが用意されました!!!!!

 

 

とりあえずの机と椅子も用意してくれました。

(奥にある台形の白い机です)。

f:id:sumitoeda:20160827141507j:plain

 

女性課のみなさんが「すみとのため!」といって、今まであった机を別の場所に移動してスペースをつくってくれました。

 

 

翌日には、カウンターパートと一緒に、計画課と財務課へ机と椅子を注文しに行きました。

 

この日から毎日職場に行くのがますます楽しみになりました。

 

これまでは、カウンターパートがパソコンの作業中、自分も椅子に座って勉強等していることが多かったですが、市役所を歩いていろいろな人と話す時間が多くなりました。

 

 

市のゴミ問題啓発キャンペーンのマスコットキャラクター、アリのSAQ(サック)の中の人と。

(SÁQはキチェ語で、blanco:白、limpio:きれい、puro:純粋という意味だそうです)

f:id:sumitoeda:20160827142510j:plain

 

現在はオフィスを回りながら、一人一人の写真をとっていて、職員リストを作ろうとしています(市役所の組織構造が自分にとって難解なのと、なかなか職員のみなさんの名前を覚えられないため)。

 

 

今日は、月に1度の市の会議(reunion ordinada de COMUDE…Consejo Municipal de Desarrollo)で、全体の前で紹介され、スピーチも出来てとても気分がいいです。

f:id:sumitoeda:20160827144103j:plain

 

いろいろな人と知り合えました!

(今日もまた、「犬を食べるか」と聞かれました。今回はネズミも)

f:id:sumitoeda:20160827144643j:plain

 

ということで、気持ちは上向きです!

 

 

8月26日、金曜日、23時48分20秒

グアテマラ、キチェ県サンタクルスデルキチェ市、ホームステイ先の自室より