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サンタクルスデルキチェより

新卒青年海外協力隊員のグアテマラ生活

ごみ事情① ―ごみが生まれる―

 

派遣前にあった北九州での研修で、「ごみとは何か」という話題がでました。

それに、「人がつくりだすもの」と答えた隊員がいました(誰だったか忘れましたが)。

「え、」とおもった少し後に「なるほど。」と得心したのをよく覚えています。

 

 

 

 

 

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そんなゴミが生まれる主な場所の1つである、家庭と事業所(お店、工場、学校、ホテル等。公園や市場等の公共区域と、家庭を除いたすべての場所)を9月中旬から一軒一軒回っています。

(最近は来週からエクアドルで始まる環境管理に関する在外研修の準備で同行できていませんが。)

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自分の任地サンタクルスデルキチェ市では、市の条例で、市の廃棄物処理の主な管轄は自分の配属先である環境課ではなく、公共サービス課と定められています。

 

 彼が公共サービス課の課長。市の廃棄物処理や、環境教育について説明してくれました。

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9月中旬頃、彼が声をかけてくれ、公共サービス課が実施するゴミ回収サービスについての聞き取り調査に同行できることになりました。

 

サンタクルスデルキチェ市では、2009年に定められた条例により、全ての家庭、事業者は、市に認可されたゴミ回収業者の有料ゴミ回収サービスを利用しなければなりません。

 

 

以下細かい情報

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※現在市の認可を受けているごみ回収業者はEsperanzaとDel Valleの2社。以前はQSL(Quiché Siempre Limpio キチェをいつもきれいに)という会社も許可されていたが、他の市で回収したゴミを、サンタクルスデルキチェ市のゴミ処分場に捨てていたため、現在は市によって訴訟中。しかしながらいまだに市内の多くの家庭がQSLのサービスを利用中。

 

※ゴミ回収サービスの利用料金は、一般家庭であれば、大抵月額25〜30ケツァール(約300〜400円)。学校や大きな薬局は100ケツァール(約1,300円)、レストランやホテルは200ケツァール(約2600円)と規模が大きくなるほど利用料金があがる。

------------------

 

 

 

公共サービス課の課長によれば、この有料ゴミ回収サービスの現在の利用率は、市の都市部において約50%(市の約10万の人口のうち、3割が都市部、7割が周辺のコミュニティや集落に居住しています。コミュニティや集落では、いくつかの地域を除いてほとんどゴミ回収サービスは機能していません)。

課は、このサービスを利用していない残りの50%の家庭や事業所による不法投棄を問題視しています。

 

 

そこで、市内都市部の全ての家庭、事業所に対して、ゴミ回収サービス利用についての聞き取り調査を実施することになりました。

 

 

 

 

 

聞き取り調査の実施内容は以下の通り。

①家庭、もしくは事業所を訪問

(2人の女性が実施。右は公共サービス課の職員で、左は大学のコースの一貫で公共サービス課で働いている大学生。といっても学校の先生として働きながら大学に通っています。回収業者の女性職員が同行することも)

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ほとんどありませんが、家のドアに、回収業者のシールを貼っている家庭もあります。

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②ゴミ有料回収サービスを利用しているか、質問。

・利用している場合

→支払い時の領収書を提示してもらい、業者名と領収書番号を控える

 

・利用していない、領収書を提示できない、サービスの利用について知っている人がそこに居ない場合

→市役所への呼び出し状を渡す。

 

・不在の場合

→呼び出し状をドアのすき間にさしこむ。

 

 

 

メガネ屋での聞き取り調査。ここは利用していました。 

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領収書の番号と業者名を控えます。

市の正式な認可を受けていないQSLのサービスを利用していました。

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約2, 3割が不在です。その場合市役所への呼び出し状を書いて、ドアの隙間に差し込みます。

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呼び出し状には、5日以内に、ゴミ回収サービス業者と契約し、領収書を持って、市役所の公共サービスにくるよう書いてあります。

写真のようにこちらの控え (上)と、渡す用 (下)と2枚書きます。

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この散髪屋では、市に認可されている回収業者でも、以前許可されていたQSLでもない、業者?に支払って、ゴミを回収してもらっていました。この場合も、改めて、許可されている業者と契約して、領収書を市役所にて提示するよう、呼び出し状を渡します。

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街にたくさんあるPACAと呼ばれる古着屋さん。ゴミ回収を利用しているPACAはありませんでした。店員によれば、ゴミはほとんど出ず、出たゴミは自宅に持って帰っているそうです。 

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ホットドック等を販売している常設の屋台。どの屋台もゴミ回収サービスは利用していませんでした。

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これまでそこで出たごみはどこへ行ったのでしょうか。

 

 

 

 

彼らは、市場や公園等、公共区域で出たごみを回収する市のトラックに、そこのゴミを捨てていました。

 

 

 

このトラックは、市場や公園で出る大量のゴミを回収していて、どこで出たゴミなのかは把握していません。

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当然条例違反なので、回収業者の連絡先がのったチラシを渡し、業者と契約後、領収書を市役所にて提示するよう、呼び出し状を渡します。

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街には、一街区に1つ、多い場所には3, 4つ、食料品や生活雑貨を取り扱う小さな商店があります。

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約半数の商店は、ゴミ回収サービスを利用していませんでした。

 

 

 

 

これまで彼らはそこで出るごみをどうしていたのでしょうか。

 

 

 

 

聞き取り調査をする職員の2人はあまりそれを聞きません。

 

 

 

 

 

 

環境課のカウンターパートによれば、近くの商店同士でゴミを合わせ、ホームレスにお金を渡し、不法投棄されている場所にそのゴミを捨ててくるよう頼んでいるところがあるそうです。

 

 

 

比較的小さめの不法投棄現場。これより大きい規模のものを含め、現在、市が把握しているもので都市部には37の不法投棄現場があるそうです。

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約5,000の家庭と事業者を対象とした、こうした聞き取り調査を、彼女たちは平日の2時から6時まで実施しています(大学生の彼女は4時まで)。

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彼女たちに同行させてもらい、少しずつ、ごみが生まれる現場の状況を知り始めました。

 

しかし、これらは市の3割の住民が居住する都市部の現状の断片です。

残りの7割の住民は周辺のコミュニティ、集落に居住し、都市部とは異なる環境のもと生活しています。そこでは都市部に近い一部の地域を除いて、ゴミ回収業者によるゴミ回収サービスは実施されていません。ゴミ回収トラックは入れない地域で暮らす人たちもたくさんいます。

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都市部とは異なった性質を抱えるコミュニティのごみ事情も少しずつ、知っていきたいです。コミュニティに住む同僚によれば、川へのポイ捨てが深刻だとか。

 

 

 

 

 

 

どこに住むにしろ、何をするにしろ、現状ここサンタクルスデルキチェで、ゴミを生み出さずに生活していくことはできません。

 

 

 

そんなゴミの存在を、日本にいた頃よりずっと強く感じながら生活をしています。

 

自分の職種柄当たり前ですが笑

 

ここに住む人達はゴミについてどう思ってるんでしょう。道に落ちているゴミが嫌だという話は割と聞きます。

 

 

 

 

 

次回は、生まれたごみはどこへ行くか書きます!

 

 

 

 

 

10月20日、木曜日、18時09分39秒

グアテマラ、キチェ県サンタクルスデルキチェ市、ホームステイ先の自室より

宇多田ヒカル新アルバムFantôme再生中、「荒野の狼」を聞きながら

環境教育とはなに?

自分は、環境教育という職種で協力隊の活動をしていますが、環境教育とはなにかまだ説明ができないんです。

 

自分のできることを少しずつしているので、ここで活動の報告をしようと思い、まず自分の職種を紹介しようとしましたが、説明できません。自分が説明したいと思えるような表現がまだ見つけられません。

 

 

 

 

「環境教育」とインターネットで検索すれば、様々な機関、専門家による定義がでてくると思います。専門書にも著者の定義が載っているでしょう。派遣前に参加した北九州での技術補完研修でも、「環境教育とは何か」について同期の隊員と議論をしました。

 

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このときの議論は今思い出しても、胸がわしゃわちゃするような自分にとっては嫌なものでした(研修自体は楽しいこともたくさんありました)。

 

 

 

研修の報告書にはこんなことが書いてあります。

3日目のディスカッションで、「環境教育とは何か」について話し合ったが、頭のなかに考えはあるが、言葉に出来なかったことで、グループのメンバーに伝えられず、うまく話し合いが進まなかったことがあった。それは、環境教育の顧客を、人にするか、生態系も含めるかという話し合いのときだ。普段から、環境を保全するのは誰のためなのか、考えが堂々巡りし、結局答えが出ないままにしていた。そのため、話し合いで自分の考えを上手く伝えられない違和感を感じつつも、時間の限界から強引に結論を出すこととなった。いままでは、分からないということも、自分の考えであると言い訳にして、結論を出すことから逃げていたが、これからは、どんなことでも考えて、自分の納得のいく結論を言葉にできるまで、あきらめてはいけないと思った。

 

 

報告書ということで、100%前向きな気持ちで書ききっていてびっくりします。

さすがに、「分からないことも自分の考え」なんて、開き直ったことは思わなくなりましたが、まだ自分でいいと思えるような説明はできないです。

正直活動の経験を通して、少しずつ身体と心で理解して、言いたい言葉にできるようになるんじゃないかと思っていました(し、今も思ってる)。

 

 

 

が、、、活動は1人じゃなんにもできないので(できちゃう人もいるかもわからないけど、根性なしの自分には無理)、誰かに自分は何者が説明します(当たり前)。

 

 

 

そして、知り合う人、知り合う人に

 

「自分は環境教育をしにきました(Soy asesor de educación ambiental)。今はここに住むみなさんのことを知りたいし、いろいろな場所を知りたいです。知っている途中です。よろしくお願いします」

 

とお決まりの自己紹介。

 

 

 

空振り感がすごいです。

 

 

 

これは市役所の女性課の活動に付いて行って、Naranjoというコミュニティでの料理教室で自己紹介したとき。写真からも凄まじい空振り感が伝わってきます。

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そもそも職種の自己紹介以前に、話し方等、たくさんの問題がありますが。

このときは、一緒に活動してくれる人というよりは、活動の対象の人たちでしたが、前者の場合でも環境教育という自分の職種の自己紹介をしたときの、もわもわ感があります。

 

 

 

 

 

 

つまり、「環境教育です」って言った後の説明の一文を自分の言いたい言葉で言えるようになりたいです。

 

 

 

 

 

 

 

研修で配布された資料によれば、1977年にUNESCO(国際連合教育科学文化機関)とUNEP(国連環境計画)によって開催された トビリシ会議(環境教育政府間会合)にて以下のように環境教育を整理しています。

環境教育の5つの目的

①関心(気づき)

社会集団や個人を支援して、総体としての環境とそれにかかわる問題に対 する関心や感受性を獲得させること。

②知識

社会集団や個人を支援して、環境とそれにかかわる問題についての多様な 経験や基本的な理解力を獲得させること。

③態度

社会集団や個人を支援して、環境に関する価値観や思いやり、そして環境 の保護と改善に積極的に参加する意欲を獲得させること。

④技能

社会集団や個人を支援して、環境問題の明確化と解決に必要な技能を獲 得させること。

⑤参加(関与)

社会集団や個人に対して、環境問題の解決に向けたあらゆるレベルでの活 動に、積極的に関与する機会を与えること。

 

独立行政法人 国際協力機構 青年海外協力隊事務局[2014] 『環境教育ボランティア 活動ハンドブック ー生活系環境問題の改善に向けてー』

 

この資料はJICAナレッジサイトでダウンロードできます。

gwweb.jica.go.jp

 

 

 

 

 

 

インターネットで検索してみると、環境教育等による環境保全の取組の促進に関する法律(2003年, 2011年最終改正)というものがあり、その第2条第3項に、

 

「「環境教育」とは、環境の保全についての理解を深めるために行われる環境の保全に関する教育及び学習をいう。」

 

とあります。

 

 

 

 

 

「人が持つ未来志向の幅広い人材を育てること」

北九州の技術補完研修にて、コーディネーターの向井侯太さんの言葉です。印象に残りました。

 

 

 

 

 

 

「環境」「教育」という抽象的だけど、聞き慣れた言葉のつながりで、それを聞いた人なりの環境教育のイメージを持つと思います。

 

 

 

 

 

グアテマラ、アンティグア市での語学訓練期間中に参加した、環境教育のイベント

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派遣前の訓練で同期の環境教育隊員と開いた環境問題に興味を持ってもらうための自主企画

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ここで2年間生活する自分の肩書きだし(日本のボランティアという肩書きもあるけど)、自分の考えも、気持ちも職種の説明に込められたらいいなと思います。

 身体を動かして、頭で考えて、自分の言いたい表現で説明できるようになりたいです。

 

 

 

 

 

 

ということで、自分の職種の紹介でした。

次回、活動紹介として、ここサンタクルスデルキチェのゴミ事情を書きたいと思います!

 

 

 

 

9月27日、火曜日、22時19分22秒

グアテマラ、キチェ県サンタクルスデルキチェ市、ホームステイ先の自室より

youtubeお気に入りリスト再生中、ヤプーズ「赤い戦車」を聞きながら

かゆい!!!!

8月9日に任地へ来て、2, 3日たち、部屋にいるときに蚊かダニか何かに刺されたのか足(すね、ふくらはぎ周辺)の複数箇所に強いかゆみを伴う発疹が出ます。日本からもってきたかゆみ止め(マニューバEX9)で対処、虫除け(キンチョープレシャワー)をスプレーしました。

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それから、刺されては、かゆみ止めと虫除けで対処という日が2週間ほど続きます。その間、当初は足のみだった腫れとかゆみが、太もも、腰回り、お腹へとひろがっていくきます。部屋のベッドとシーツが原因だと思い、かゆみが出てすぐに、体に触れる部分のシーツを替えてもらうが、状況は変わらず。

 

 

かゆみが出て2週間ほどたつと、続いて今までとは異なる、アレルギー反応のような大きめの腫れが、足首からお腹にかけてたくさん出始めました。かゆみで、夜起きてしまいます。続いて、手、足の裏にもかゆみがではじめます(この部位が正直一番つらい)。特に8月30、31日、9月1日はかゆみがひどく、夜もよく眠れません。31日にシーツを洗ってもらうも、かゆみは続きます。仕事中も常にむずむずしている状態が続いてつらい。一度触れてしまうと、強烈なかゆみに襲われます。

 

 

足の発疹。全体的にはれてむくんでる。

(モザイクをかけましたが、気分を悪くされた方、すみません。)

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8月30日にカウンターパートに、再度かゆみでつらいことを伝えます。午前中、不法投棄現場を廻った帰りに、市役所の診療所に連れて行ってもらえることになりました。しかし、現場廻りに時間がかかってしまったという理由で、結局連れて行ってもらえず....

(このとき、足の裏に発疹がでていたため、歩くのがつらかった...)

 

市内で規模が大きい不法投棄現場の一つ

奥に水の流れが見えます

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拡大

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更に拡大

カウンターパートによれば、この水路は生活排水だそうです。

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この水はどこへ流れていくんでしょう

 

 

 

 

 

 

視察後、かゆみは間違いなく悪化しました。

 

 

 

 

 

翌9月1日、カウンターパート不在のため、出勤後、同じオフィスの女性課の職員にかゆみでよく眠れないので、病院に行きたいと伝えます。他の職員に病院まで連れて行ってもらえることに。

 

左に見える水色の建物が病院

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外来の受付

(頭からだらだら血を流している人も一緒に並んでいて、かゆみで並んでいる自分がすごく申し訳なくなりました...)

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診察にて、軽く症状を説明し、患部をみせると、注射をうつと言われます。

 

 

 

 

びびっちゃいます。

 

 

 

 

 

担当してくださった医師に症状や注射の内容等についてきちんと説明してほしいと伝えます。

 

自分がごねると、なぜか医師ではなく、病院に連れて行ってくれた同僚が自分に対して、症状や注射について、どや顔でいろいろと説明してくれます。

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いや、診察待ってるとき、病院は嫌いだから一回も来たことないって言ってたじゃん。

 

 

 

 

 

 

 

 

(彼は配属先の市役所で別の課で働いていますが、とても仲良くしてくれてる友達の一人です。)

 

 

 

 

そうこうしてる間に、その病院で働いている助産師隊員を呼びに行ってくれ、彼女を通して説明をうけました。注射をうってもらい、多少かゆみが和らぎます。

 

 

たまかさん仕事中、わざわざ来ていただいてありがとうございました。

 

 

 

処方箋をもらい、薬局によって帰りました。

 

 

 

殴り書きのメモのような処方箋

(アレルギーに対する錠剤が2種類と石鹸が一つ処方されました。かゆみ止めの塗り薬処方して欲しかった....石鹸じゃなくて)

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錠剤①(一箱98.96ケツァール、だいたい1,300円)

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錠剤②(14錠96.18ケツァール、だいたい1,300円)

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石鹸(一つ15.60ケツァール、だいたい200円)

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ちなみに、こちらの病院診察料はただでした。

 

診察以降かゆみは続いていますが、膿がでる小さめの発疹が手の指と足の裏にたくさんでるようになりました。虫さされなのか、アレルギーの発疹なのかもうなんだかわかりません。

 

 

 

 

 

先輩隊員からダニのことはよく聞いていました。

 

 

 

 

どうやら自分も例外なく、ダニとの戦いが始まったようです。

 

 

 

9月9日、金曜日、20時42分58秒

グアテマラ、キチェ県サンタクルスデルキチェ市、ホームステイ先の自室より

かゆみで1週間がまんしていたice 500ml(缶ビール)の2本目を飲みほしながら

上向いてきました!!

前回書けなかった、8月9日にカウンターパート(配属先の自分の受け入れ担当で、ともに活動をしてくれる人)と初めて対面し、翌日10日に初出勤してから、これまでの心境を書きます。

 

 

要望調査票(配属先、活動内容等の派遣情報が載った書類)を読んでから約1年、そこにある性別と大体の年齢だけをもとに、何度も何度も配属先のカウンターパートの姿や人柄を想像し、会うことを楽しみにしていました。まだ出会ったこともない彼との活動の様子を思い描きながら、何度も眠りにつきました。

 

 

そして8月9日、首都の大統領府企画庁にて顔合わせ。

 

 

続々と他の隊員のカウンターパートが到着するなか、なかなか自分のカウンターパートは到着せず、大統領府企画庁職員のスピーチで会は始まりました(というかこの時点で約3割のカウンターパートは到着していませんでした)。

 

無事、会の途中でカウンターパートが到着し、自分が思い描いたのとは少し異なった形での対面となりました。

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左がカウンターパート、右は車を運転してきてくれた市役所の職員

 

 

 

翌日から任地での活動が始まります。

 

 

 

 

 

 

 

そして、もんもんとした時間が始まりました。

 

 

まず、オフィスに自分の机と椅子がありませんでした。

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手前の3つの机は女性課(OMM…Oficina Municipal de la Mujer)のもので、奥の壁沿いの3つの机が自分の配属先の環境課(UGAM...Unidad de Gestón Ambiental)ものです。左がリスク担当技官、中央が森林技官、そして右がカウンターパートの机です。

 

JICA事務所の職員(調整員)よれば、派遣にあたっての配属先と JICAとの取り決めに、机と椅子(事務用品一般)の用意という内容が含まれています(これは要請によるかもしれません)。

現在壁沿い真ん中の森林技官職員が休暇中のため、とりあえずそこに座っていましたが、自分の定位置がないとなんだか、落ち着かないというか、やっぱり寂しいです。

 

 

 

そして、初出勤から、約2週間ほど、ただただそこに座っている時間が長かったです。その間、カウンターパートはパソコンに向かって書類作成等をしています。

他の市役所オフィスや関係機関(市の環境省事務所や森林センター等)に用事があるときなど、一緒に連れて行ってくれて、紹介をしてくれたりしましたが、圧倒的に座っている時間が長かったです。

 

市内にある環境省の事務所(MARN…Ministerio Ambiental y Recurso Natural)

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技術補完研修(派遣前にあった環境教育についての研修)でいただいた資料等に改めて目を通す時間になりましたが、まず初めに、職場の説明等をしてもらえると、勝手に想像していたので、拍子抜けしてしまい、落ち着いて資料を読めません(活動状況が本当に何も分からず予想できないので、優先して読むべきものが分からず片っぱしから資料を読んでいたためです)。

 

このため、市役所周辺で働いている警察の方々と話したり、同じオフィスの女性課の活動についていったりして時間を過ごしていました。

 

警察の方々は道で歩いているといつも名前を読んで声をかけてくれて本当に嬉しいです。

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女性課の職員と市内の集落で料理教室をしたとき

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オフィスに物理的な居場所がないことと、カウンターパートと話す時間を作れないことの2つが、自分がもんもんとしていた直接的な理由です。両方とも、理由があってのことだと思ったので、カウンターパートに尋ねてみます。

 

 

 

机と椅子については、新たに置くスペースがないと言われます。

二人で話す時間については、今は書類作成中だから、後でと言われて、1日が終わってしまいます。

 

 

 

まだ知り合って間もなく、忙しそうにしている彼に、それ以上質問を投げかける気持ちになりませんでした。いつか、時間をつくってくれるだろうという気持ちもあり、毎朝、「今日2人で話す時間はあるかな?」と聞く以上のことはしませんでした。

 

これが2週間ほど続きました。

 

LINEで共有されるグアテマラの同期隊員の活動をみて自分と比較し、「このままだらだら続いてしまうかも」という正直にいってうずうずとした焦りの気持ちがわきました。2人でゆっくり話す時間はないとはいえ、他のオフィスや関係機関に用事があるときの移動中など、少しづつお互いの話しも出来てきていました。

そこで、なんで2人で話したいのかを改めて説明したうえで、「次の日の午前10時から1時間話す」と初めて時間を決めて約束をしました。

 

翌日、ついに話すことができました。話しを聞いてみると、たくさん話してくれ、予定していた時間より1時間も長く話してもらえました。聞こうと思って用意していた内容の半分ほどで終わってしまいましたが、本当に嬉しかったです。

 

しかし、「残りの内容を明日話そう」という会話のなかで、

 

「自分の仕事を遅らせないでくれ」

 

と言われます。

(正確な会話の内容は、一度翌日の午前中に話すと決めた後、「女性課の人たちが午前中にコミュニティーにアクセサリー作りに行くから一緒に行くか?」とカウンターパートに聞かれ、「午後に2人で話す時間がつくれるなら、行きたい」といったことへの回答でした。)

 

そのときは天井を打つ雨の音がうるさく、お互い大きな声で話さなければならず、叫ぶようにこのセリフを言われ、ショックをうけてしまいました。

 

 

翌日出勤後、そろりと彼の机に近づいて、昨日言われたことが悲しかったと話しました。続けて、どうして、2人で話す時間を作りたいのかも改めて話しました。

 

カウンターパートはそんなことは言ってないと言います。

 

 

しばらくたったあと、突然、廃棄物処理関連の市の条例の資料を渡してくれました。続いて、環境課が毎週月曜に計画課(DMP…Dirección Municipal de Planificación)に提出しているその週の予定表を見せて説明してくれます(環境課の今後の予定について聞きたいということを前日に伝えていました)。

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(というかよく見たら、月火のところにはJICAのボランティアとの活動の記載があります。)

 

 

 

 

その日から、毎日(といってもまだ3日しか経っていませんが)、カウンターパートから「話しをしよう」言ってくれます。

 

 

 

 

一昨日は、市役所に一つだけある大きな会議室を借りてくれて、ホワイトボードまで用意して、市役所の組織構造を説明してくれました。このとき本当にうれしかったです。

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この広い会議室に2人

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また、ちょうどJICA職員(調整員)の任地への訪問があり、カウンターパートや他の職員に、机と椅子のことについて話してくださったこともあり

 

 

 

ついに

 

 

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オフィスに自分のスペースが用意されました!!!!!

 

 

とりあえずの机と椅子も用意してくれました。

(奥にある台形の白い机です)。

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女性課のみなさんが「すみとのため!」といって、今まであった机を別の場所に移動してスペースをつくってくれました。

 

 

翌日には、カウンターパートと一緒に、計画課と財務課へ机と椅子を注文しに行きました。

 

この日から毎日職場に行くのがますます楽しみになりました。

 

これまでは、カウンターパートがパソコンの作業中、自分も椅子に座って勉強等していることが多かったですが、市役所を歩いていろいろな人と話す時間が多くなりました。

 

 

市のゴミ問題啓発キャンペーンのマスコットキャラクター、アリのSAQ(サック)の中の人と。

(SÁQはキチェ語で、blanco:白、limpio:きれい、puro:純粋という意味だそうです)

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現在はオフィスを回りながら、一人一人の写真をとっていて、職員リストを作ろうとしています(市役所の組織構造が自分にとって難解なのと、なかなか職員のみなさんの名前を覚えられないため)。

 

 

今日は、月に1度の市の会議(reunion ordinada de COMUDE…Consejo Municipal de Desarrollo)で、全体の前で紹介され、スピーチも出来てとても気分がいいです。

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いろいろな人と知り合えました!

(今日もまた、「犬を食べるか」と聞かれました。今回はネズミも)

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ということで、気持ちは上向きです!

 

 

8月26日、金曜日、23時48分20秒

グアテマラ、キチェ県サンタクルスデルキチェ市、ホームステイ先の自室より 

任地に来て2週間が経ちました

任地に来て2週間、グアテマラに来て約2ヶ月が経ちました。

 

ここサンタクルスデルキチェでは特に、

毎日たくさんの人と知り合い、自己紹介をしています。

というか、人と知り合うことが今の所の(今後も)メインの活動です。

 

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毎日たくさんの人と知り合うと、ある程度、初対面のときの会話のパターンが

見えてきます。つまりよく聞かれる質問があります。またこれか!という感じで。

うまい返しを探しています。

 

グアテマラに来て、初対面でぼくが一番聞かれた質問は、

 

 

 

 

「日本人は何語を話すの?」

続けて

「中国語話すの?」

と聞かれることが多いです。

 

 

 

 

初めの頃は内心、「日本語に決まってるでしょ。。。」なんて思いながら、

「日本語だよ」とか「文字は中国語との関係が強いよ」なんて話して、

「日本語には3種類の文字があるよ」からの、

 

 

「何か書いて!」と言われて、

 

 

相手の名前を漢字、ひらがな、カタカナで書くというパターンが多いです。

先日銀行で両替をしたときは、窓口の職員の人に、いきなり

 

 

「息子と娘の名前を中国語で書いてくれ」

 

 

と言われて、日本人は日本語を話すとしっかり訂正したうえで、

しっかり漢字、カタカナ、ひらがなで名前を書きました。

同じサンタクルスの同期隊員が後日銀行に行ったときには、

その紙が窓口に飾ってあったそうです笑

 

 

彼らと続けて長く話していると、アジア人の多くが中国語を話すような

印象をもっていたのかなと思うことがあります(これは確信に近い想像です)。

 

 

 

あまりに聞かれることが多いので、よくよく考えて見ると、

国の公用語がその土地由来の言語なんてことは、中南米ではほとんどないのでは

ないでしょうか。スペイン語を始め、ブラジルのポルトガル語、そしてカリブ地域の

英語等、植民地時代の宗主国の公用語がその国の公用語のことが多いと思います。

(現地語も合わせて公用語にしている国もあるかもしれません)

 

 

しかし、アジアに住む僕にとって、日本人が日本語を、韓国人が韓国語、タイ人がタイ語、インドネシア人がインドネシア語を話すというのは、不思議なことではないです。

 

 

ちなみに、ここグアテマラの公用語はスペイン語です。

また、マヤ系の20の言語や非マヤ系のシンカ語やガリフナ語を話す人々がいます。

(桜井三枝子編[2010]『グアテマラを知るための65章』明石書店)

 

 

 

自分の任地のここサンタクルスデルキチェ市については、市役所の同僚によると

約半数がキチェ語を話します。しかし彼らはスペイン語も話します。

実際市役所の事務所でも、キチェ語が飛び交っています。

写真はいつも優しくしてくれる女性課の人たち。

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先日、市の中心地から5kmほど北にいったところにあるコミュニティで

女性課の職員と料理教室をしたときには(自分の職種は環境教育で配属先は

環境課です!)、みんなキチェ語を話していました。

僕はキチェ語は「ありがとう」しかわかりません。

「マティオシュ!!!!!!」

 

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ところで、最近は自己紹介をすると、

「次のオリンピックは、日本の東京でやるんだよね!」

と言われることがよくあり、嬉しいです。

 

 

 

 

 

 

 

....本当は今回は、配属されてからこれまでの状況や気持ちを

書こうとしていたんですが....

 

 

 

 

 

 

導入が伸びました。ということで次回、職場や自分がここでやることについて書きます。

 

マティオシュ!!!!!!!

 

 

8月24日、水曜日、18時56分27秒

グアテマラ、キチェ県サンタクルスデルキチェ市、ホームステイ先の自室より

2本目のice 500ml(缶ビール)を飲みながら

はじめに

遠枝 澄人(とおえだ すみと)といいます。

 

JICA(国際協力機構)ボランティアの青年海外協力隊として、2016年6月28日よりグアテマラでの生活を始めました。環境教育という職種で2年間活動する予定です。

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今回は自己紹介グアテマラに派遣されるまで、そしてこのブログについて書きます。

 

 

 

まず自己紹介をします。

 

1992年4月10日、千葉県山武郡芝山町で生まれる。

(facebookでは選択肢になく入力できず。隣の有名な成田市出身ということに)

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当時はまだ3つあった町の小学校の1つである芝山小学校に行き、

中学校は当時頑張っていた陸上のために、隣町の多古町立多古中学校に通いました。

 

高校は県内(全国でも)で陸上の強豪である私立の成田高校に行きましたが、

陸上は続けませんでした。

 

大学は茨城県にある筑波大学に行きました。社会・国際学群 国際総合学類でラテンアメリカ政治のゼミナールに所属し、4年次には卒業論文の調査のため半年間キューバで生活をしました。

そして、そこで出会った家族が大好きになりました。

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半年間休学したため、5年間大学に通い2016年の3月に卒業することができました。

 

 

 

また、2016年2月に入籍し、6月に挙式しました。

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グアテマラに派遣されるまで 

 

大学卒業後(正確には卒業の前から)青年海外協力隊として派遣するための研修や訓練等のJICAのプログラムが始まりました。

 

まず、2月下旬から3月上旬にかけてJICA北九州とJICA市ヶ谷にて、環境教育についての研修がありました。

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そして、4月から70日間、長野県駒ヶ根市のJICA駒ヶ根にて訓練がありました。訓練では主に語学、また活動中の安全や健康等について学びました。シニアボランティアを合わせた同時期に派遣される約150名の候補生との共同生活でした。そこで、たくさんの心の底から尊敬する人々と出会いました。

 

 

環境教育の仲間と開いた自主企画。

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いつも優しく接してくれた、語学のクラスメートと先生。

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そして、70日間で一番長い時間をともに過ごした、生活班のみなさんとスタッフの方々

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6月15日に訓練を終え、6月28日についに日本を出発 !

グアテマラに到着しました。(その間の6月19日に結婚式をあげました)

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このブログについて

一緒に訓練生活を送った同期の方々のブログやfacebookの投稿を読むのが面白くて、自分も何か自分の生活を発信することを始めたいと思いました。 

自分がブログを書く目的は定まりませんが、とりあえず始めようという感じです。

ただ、もしこれまでお世話になった方々が読んでくださることがあれば、今の自分の気持ちを伝えたいなあと思っています。

 

 

それではまた。

 

8月13日、土曜日、23時00分47秒

グアテマラ、キチェ県サンタクルスデルキチェ市、ホームステイ先の自室より